自分でシャーリングゴムとリボンを付けたいけど、どうやるのが早くて丈夫かなぁ・・・
トウシューズの加工は人それぞれですが、今回はスタンダードなシャーリングゴムとリボンの付け方を解説します。
小学生でもわかるように写真付きで詳しく解説するので、是非自分でやってみて下さい。
もちろん、どちらから付けても仕上がりに変わりはありませんが、リボンがあると煩わしいので、先にゴムを付けてしまうのがオススメです。
用意するもの
①シャーリングゴム・・・一般的に売られている1足分(50cm程度)を半分に切っておきます。
②リボン・・・一般的に売られている1足分(4本)。ストレッチや幅広の物、お好みの物で。
③糸・・・木綿の生成りがオススメです。絹の糸だと、舞台の照明で光ってしまう場合がありますが、木綿の生成りはどんなシューズにも馴染み反射もせず丈夫なので。
④針・・・普通の縫い針何でも大丈夫ですが、なるべく細いものがオススメです。
⑤ライター・・・必須品!ゴムや特にリボンは切りっぱなしだとすぐにほつれてきてしまうので、カットしたら必ず炙るとほつれてきません。
⑥糸切りばさみ・・・糸が切れれば何でも。
ゴムの付け方
1.ライターで切り口を炙り、端から3.5cmのところに印(②)をつける。
ゴムには裏表がある場合は、グリップの強い方(よりボコボコしている方)が内側になるようにして、写真のように折り返します。
①の切り口は、シューズの端から少し下にして、クリップなどで止めると縫いやすいです。
2.糸を一本どりにして玉結びをした針を、シューズの踵の縫い目と調節ゴムの下の部分から縫い始め、ゴムの縦線の間(・の所)に出し、2~3度返し縫いをしておく。
後ではき口の調節ができなくなるので、調節ゴム部分の下を縫いましょう!
3.1本目の縦線を返し縫いをしたら、2本目の縦線の左から針を出し、縦線をまたいで針を入れる。
3~左端の縦線まで同じ様に縫い進める。
4.調節ゴムの下を縫い終わったら、ーを2〜3度返し縫いしておく。
一番負荷がかかる部分なので、しっかり返し縫いをしておきましょう!
5.左端の縦線を、下に縫い進めます。
写真の様にー2段程縫ったら、最後は返し縫いをしておきます。
6.初めと同じ要領で下のラインを右に向かって縫い、横を上に向かって2回程縫ったら、外側で玉止めをします。
これで、片側は終了です!
7.片側が縫えたら、長さを測るため一度試着をします。自分の足首に少しだけ負荷がかかる位にフィットさせたら、反対側のシューズの上端部分に印をつけます。(ー①)
さらに、そこから3.5cmのところで余分な部分を切り落とし、ライターで端を炙っておきます。
8.反対側と同じ要領で①から縫い始め、②→③→④の順で端を返し縫いしながら縫い付けます。
もう片足も同じ要領で縫ったら、シャーリングゴムは完成です!
リボンの付け方
1.リボンの端をライターで炙り固めたら、表裏を確認し、サテン地を外側・少し滑り止めのついたザラザラした面を内側にします。写真の様に調節ゴム部分の7mm位下で折り返し、端が外に出ない様に様にします。
リボンの右端は、シューズの縫い目のー部分に合わせます。
2.1本どりで玉結びをしたら、玉結びが外側になるよう→の様に針を刺し、調節ゴム部分の下を右端の外側から縫い始めます。
初めは2~3度返し縫いをして、左に縫い進めます。
2.写真の様に左端まで縫ったら返し縫いをし、外側で玉止めをします。
1本だと負荷で切れてしまう事もあるため、予備でー②を同じ要領で縫います。
これを、両足分の計4本分縫えば完成です!
3.完成!!
まとめ
初めは時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば両足30分もあれば縫える様になります。
玉結び・玉止めは、内側ですると踊っているうちに気になったり、タイツが擦れて破れる原因になったりするので、外側でするのがオススメです。
ゴムとリボンがつけ終わったら、試着をしてリボンを結んでみて余分な部分は切り落とし、必ず炙り固めておいてくださいね。調節ゴムも余分な部分は切り落とし、炙り固めておくとほつれる事なく履けます。
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